16x16スケール以上の建物は中学生以来になります。


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制作期間4ヶ月。本当は10月頃に作り始めたんですが、途中で受験があったので年をまたいでの完成となってしまいました。


僕の1番好きな建物が合掌造りなんですよ。なので今回は合掌造りの魅力も紹介していこうと思います。


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合掌造りといえば巨大で急勾配な屋根が特徴的ですよね。それは雪を自然に落とすことで雪の重みで家が潰れるのを防いだりするため、というのは皆さんご存知だと思います。実はそれだけじゃ無く、屋根裏に広い空間を確保したかったからでもあります。
合掌造りが建てられた地域は豪雪地帯で、当然屋外で農業ができません。なので屋根裏で養蚕をおこなっていました。普通の屋根では、小屋束や小屋貫が邪魔になってろくに屋根裏が使えないので、急勾配にすることで小屋束や小屋貫が邪魔にならない広い空間を確保したって訳です。

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大雑把に構造を描いてみました。今作ではこの構造の一部しか再現できてないです。合掌造りは一般的な民家と違って叉首構造なんですよね。そっちのほうが圧力に強いので雪の思みにも耐えられます。チョンナバリ(チョウナバリだっけ?)っていう根本の曲がった木が屋根を支えています。釘は使用しておらず、ネソというマンサクの木の繊維で縛ることで弾力性が生まれ、重みを受け流すことができます。


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合掌造りの屋根は茅葺き屋根なんですが、これが結構役に立っておりまして。夏なんかは特に気化熱効果という、太陽の熱で茅に含まれた水分が蒸発し、その水分が熱ごと持っていくという現象によって、室内が涼しくなります。古くなった茅は肥料としてリサイクルできたりもします。
茅葺きといえば、村人みんなで茅葺きの交換作業をする「結」が有名ですよね。あと防災訓練とか。

今作の屋根は雪で覆われて茅葺きほとんど見えてません。 茅葺きを再現できそうなパーツが全然足りないので白のブロックで埋めましたw




こんな感じで、合掌造りは過酷な環境に特化したメチャクチャ合理的なつくりになっているんですよ。先程、冬は農業できなくて屋根裏で養蚕やってると述べましたが、床下には火薬の原料の煙硝をつくる場所もあったりします。ようは江戸時代の五箇山や白川郷の人たちは、豪雪に耐えられる構造なおかつそれを利用したテレワークがしやすい家 をつくっている訳です。スゴイヨネ



他にも、建物の向きと季節風の関係性とか建築家のブルーノ・タウトさんの話とか、紹介したいことは沢山ありますが、ここはレゴのレゴによるレゴのためのブログなので、合掌造りの魅力紹介はあとちょっとだけにします(まだあるんかい)



内部

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茅葺き屋根を外した状態。先程紹介した叉首構造です。妻(屋根裏の外壁)や骨組みで支えられているため、茅葺き屋根はポッチ接続ではなく乗っけているだけです。そっちの方が外しやすいですからね。

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合掌造りの屋根裏は広いので、2,3層、大きいものでは4層もの屋根裏部屋があります。今回は養蚕場を作るために広い空間を確保したかったので2層です。

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屋根裏部屋の空間のことを天(アマ)と呼びます。特に最上階をソラアマと呼び、今作では2層目のことを指します。

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養蚕場(適当です)

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本当はほぼ正三角形なんですが、技術が足りませんでした。




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内装です。白川郷へ行って見れば分かるんですが、必ず囲炉裏があります。冬の合掌造りの熱源は囲炉裏だけです。囲炉裏には保温効果だけでなく、燻蒸効果によって部材が長持ちしたり、防虫対策にもなったりと超有能家具です。囲炉裏で作った甘酒はうめぇです。


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1番大きい部屋が居間(オエ)、左下の部屋が客室(デイ)、その上がオクノデイ、デイの右にあるのが仏間、他3部屋が寝室(チョウダ)という間取りとなっています。右側にも隠れていますが何個か部屋があります。国の指定重要文化財にもなっている和田家の間取りを参考にしています。

制作過程


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部屋を作っていない状態の仮組み(10月末撮影) 屋根が急勾配過ぎるなと思い現在の角度に修正しました。
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まとめ

少しは皆さんに合掌造りの魅力が伝わったかなと思います。白川郷・五箇山の合掌造り集落は世界文化遺産に登録されている名建築なので、訪れたことがない人は是非。

やっぱデカい作品だと達成感があるね。でも大きい分パーツが足りないという。
ここ最近作ってた1日で組む小さな建物と違って修正ができるので、完成度もそれなりに高くなってるとは思います。

長々と書きましたが見て頂きありがとうございました。まだ完成間近な作品があるのでお楽しみに〜。
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