拝殿以来実に3年ぶりの建物作品でございます。

拝殿→https://deralego0503.livedoor.blog/archives/18065951.html


今回内容は専門的すぎて面白くないので、文は基本スルーで大丈夫です。

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制作期間1ヶ月。
JapanBrickFest(JBF)10周年記念企画で、神戸の街を再現しようという合作の展示用に制作。


制約

今回大前提になってくるのがモジュール規格であるということ。モジュール規格を分かりやすく言うならば、毎年レゴ社から発売される大人向けの建物のシリーズ(モジュラービルディング)と同じスケールと道路デザインである建物のこと。
また他の異人館建物と繋がるように、ベースの奥行きは32スタッド固定で幅は16スタッドごとに延長が可能でした。

問題は奥行きが固定であったこと。32スタッドに4〜6スタッド分道路を設けなければならないので、実質建物の奥行きは26〜8スタッドでした。これを実際の風見鶏の館が収まるようにスケールを落とすとミニフィグに対してかなり小さくなります。


モジュール規格の無視

ということでスケールは無視しました。
ミニフィグは人間と比べて身長に対して体格が大きすぎます。そのせいで縦横比のおかしくなってしまったドアやデカすぎる家具など、モジュール規格ではリアルな建築を作るのは不可能であるため、元々無視する気満々でした。(これまでもこれからもモジュール規格を無視して作っていきます)
あと土台に基礎板を用いるのも嫌いなので、展示後は基礎板を取り外して別の土台に付け替えます。

今回は約50分の1スケールでつくりました。
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先程述べたように、実際の風見鶏の館が収まるようにスケールを落とすとミニフィグに対してかなり小さくなってしまうので、横幅は立面の縦横比は変えずに目一杯使い、平面の縦横比を変えることにしました。幅は48スタッドにすればギリギリ1/50スケールになります。



可分型モジュールの採用


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このようにホール×2、居間、応接間、ベランダ×2、食堂、書斎、寝室×2、子供部屋、朝食の間の全12部屋を可分型のモジュールにしました。

従来のモジュラービルディングシリーズだと、真上からしか内装を見ることができないので、分割して1部屋ずつ真横から見れるようにしました。内壁は部屋が良く見えるようにどちらかの部屋に寄せるか、面の大きい壁は独立させて取り外せるようにしました(言葉で説明するの難しい…)

内装は9割以上が手持ちの有り合わせで組んだものなので、かなり酷い有り様です。こうなってしまったのにもちゃんと理由があります↓


予算超過

外装と屋根に金をかけ過ぎた結果、内装に当てる予算が無くなってしまったんですねー。屋根と外装で5万円ですよ、、、バイトに行ける頻度が減ってしまったのもあってさすがにキツいです。

予算が足りてればやってたこと

・天井タイル張り
・壁の模様表現
・家具の充実化
・エクステリアの作り込みUP

などなど…
お次はそんな残念な内装をサラッと紹介します。


内装

今回モジュール規格を無視した部屋サイズになっているので、家具や装飾はかなり小さいサイズとなっています。


1F

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応接間。一応外壁と内壁の素材(?)は変えることができました。
ちなみにケチったせいで全部屋の床断面の色がカラフルになってます。酷すぎる…

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居間。ピアノは可愛くできたとおもいます。


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食堂。実物も誕生日席?の椅子だけ手すり付きでした。


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ベランダ。何も無いです。(バーがずれちゃってたの後で気づいた)


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書斎。力尽きてほぼ手付かず。


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ホール&階段。階段は結構頑張ってます。1段が2色構成だったり色々。


2F

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階段を登ったところにあるホール。当時はビリヤードが置いてあったそうで。


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子供部屋。8角形のテーブルがちょっとテクニカル。


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朝食の間。テーブルはテクニックのベルトホイールです。


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2Fベランダ。ここで菜園をしてたらしい。


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寝室。特に言うことなし。


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客用寝室。らしいがここも力尽きてタンスしか置いてません。




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こんなかんじで、複数のモジュール同士を組み合わせて内観を見せる表現も可能。2部屋構成、3部屋構成、、と好きな数で組み合わせられます。


外装

まず注目してほしいのはティンバーフレームの立体表現です。
風見鶏の館は2階部分がハーフティンバーになっていて、ハーフティンバー様式の表現は前からやりたかったので非常にありがたい。

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写真だと分かりにくいのですが、漆喰部に対してティンバーフレームが1ブラケット幅分だけ飛び出しています。ティンバーフレームはレンガの外壁に合わせてあるので漆喰部分が引っ込んでいると言った方が正しいですね。
このわずかなこだわりの有無で、見た目の印象は大きく変わると同時に、制作難易度も格段に高くなります。
今年モジュラービルディングで発売されたチューダー様式の街角も同じようにティンバーフレームがありますが、漆喰部との差が無いとのっぺりとした印象を与えます(あれは周辺の情報量が多いのでメリハリが効いてて良いと思います)
レゴ建築はペーパークラフトのような単調なものでは無く、立体感と情報量が大事だと私は思います。

お次はベランダ。
アーチ状の窓がかかっていますが、これをレゴのアーチパーツで表現しようとすると、連続部分の間隔が2ポッチ幅になってしまいます。IMG_6061

ただのアーチにしてもパーツ表現的に面白く無いということで、ホースを使うことに。

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ではどうやってホースを1ポッチ間隔で接続しているのか。

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双眼鏡パーツを使えば限りなく近間隔でホースの接続が可能です。双眼鏡は柱(1×8タイル)で隠してあります。

配色

建物の色は経験上、自分の目で直接確認しないと分からないことなので、神戸まで見に行ってきました。
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全体的に使用する色構成としては、レンガ造、木造、屋根材の3つに分かれるかと。

レンガはダークオレンジで確定、木造部分は写真だけ見ると茶色にも見えるしダークレッドにも見えます。しかし実際生で見るとほとんどの人がダークレッドだと言うと思います。
ただダークレッド1色だと単調な建物になってしまうので、一部茶色も混ぜています。

問題が屋根。現行のレゴカラーには存在しない何とも言えない色です。
では別の資料を参考に見てみましょう。

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これはレゴランドのミニランドエリアにあるレゴ風見鶏の館。レンガがダークレッド、木材が茶色、屋根がタンで構成されていました。

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そしてこちらが東武ワールドスクエアで偶然見つけた1/25スケール風見鶏の館模型。
レンガは赤っぽく、木造部分は茶色、屋根はグレーという配色でした。


悩んだ結果、屋根の色はライトヌガーを採用しました。ライトヌガーはずっと版権ミニフィグの肌色としてしかほとんど使われてこなかったのですが、ここ2、3年でパーツバリエーションが増えた色です。
ただライトヌガーには問題も多く、予算超過の原因にもなっています。まだ流通量が多くなく、単価がかなり高く種類も少ないのです。


屋根

風見鶏の館はきれいなストレート屋根です。また四角形のタイルを斜めに貼り合わせたデザインになっているので、本作も同じように再現しました。

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かなり複雑な形をしていますが、一応省略せず再現しました。
支柱兼持ち手を中心部に作ったので、屋根は面ごとに簡単に取り外せるようにしました。

先程述べたようにライトヌガーはまだ種類が少ないので、1×1タイル、1×2 45度カットタイル、三角タイルの3種類のみで構成しています(この3種だけで3万円以上…泣)
1×1タイルは1000ピース以上必要でしたが、1000ピース以上取り扱っているセラーが無かったので、唯一900ピース取り扱うセラーから購入し、足りない分は同系色のタンを散りばめました。


制作過程

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まとめ
だいぶブランクがありましたが、この3年間で建築知識はだいぶついたので全然鈍ってはなかったかなと。
今作を1言で表すなら「あと10万あれば理想に近い作品になってた残念作」ですね。どのジャンルのMOCにも言えることですが、パーツに余裕があればパーツ節約のことを考える時間が大幅に削減されるので、完成ももっとスムーズだと思います。

また今回はあくまでJBF用の合作作品なので、私がこの3年間で追求してきたものはほとんど活かせませんでした。
次建物を作るのは卒制以外だとだいぶ先になると思いますが、その時はケチることなく完璧に仕上げられればいいなぁ。

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